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2013-08-28 Wed
ジオン軍のモビルスーツの中でもギャンはもっとも不可思議な機体の一つでしょう。ギャンは、ジオンの中でも知略の人としてしられるマ・クベが中心となって計画した機体です。
ギャンの場合、実戦に投入できるレベルまで機体が製作されたという点で、他の試作・計画のみで終わった機体とは異なっています。これもまた、マ・クベの政治力ゆえでしょう。
ギャンという機体の特徴をあげれば、白兵戦に特化した機体ということがあげられます。その意味では、ドムなどと違い対MS戦闘を念頭に置いた機体でした。ただし、量産化されたゲルググとの一番の違いは、射撃戦の力が極端に劣るということがあります。
なにしろ、ギャンの場合、射撃戦に使用できるのはシールドミサイルだけなのです。正確に何発発射できるのかは資料によって異なるようですが、いずれにせよ、そんなに多くの数を発射できるとは思えません。
しかしそれ以上に問題なのは、なぜ、シールドにミサイルを仕込んであるのかということです。
どう考えても、盾にミサイルを格納していたら、防御のために盾を使ったときにミサイルが爆発して自らが損傷を受ける可能性は大でしょう。
とはいえ、ギャンにも良いところはあります。
それは、中世の騎士の甲冑のような、その姿です。
ある意味で、式典などの際にはジオンのモビルスーツの中で最も見栄えのする機体であるといえます。
そう考えてくるとギャンの製作理由も見えてきます。
ゲルググと量産化争ったなどともいわれていますが、どう考えてもバランスのとれたゲルググの方が量産化されるのは当然です。
結論をいえば、ギャンはマ・クベが見栄えを重視して作成させたモビルスーツでした。だからこそ、白兵戦への極端な特化や実戦向きでないミサイルシールド等が装備されているわけです。
では、なぜマ・クベが戦争中にも関わらず、そんなモビルスーツを開発させたのでしょうか。
これは、自らが陣頭指揮をとって新型のモビルスーツ、しかも他に比べて見栄えの良いモビルスーツを製作してみせることにより、ジオン上層部の覚えをめでたくして、自らの地位向上を図ったからだというのは、世に知られているマ・クベの性格からしてもおかしくはないのではないでしょうか。
そのほかにも、モビルスーツ生産の会社との間で何らかの癒着もあったのかもしれません。
量産化されればよし、駄目でもその機体の外見や特殊性から自分に注目を集めることができる。それが、マ・クベの作戦でした。
ジオンのモビルスーツとして最も異彩を放つギャンという機体は、マ・クベという謀略家が自らの地位向上のために生み出したゆえの異形の機体であったといえるでしょう。

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テーマ:機動戦士ガンダムシリーズ - ジャンル:アニメ・コミック
ftsuさま
さっそくのリンクありがとうございました。
こちらもリンクを張りましたので、よろしければご確認ください。
頭の中身がこぼれる日記
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> 南小路ハムさん
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> こちらはリンクを張りました。
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> こちらの情報です。
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> URL:http://ftsu.blog.fc2.com/
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2013-08-28 水 20:51:07 |
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南小路ハム
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